【決勝】Round 2 : FUJI

2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI 500KM RACE

決勝

気温:20℃/路温:37℃

500KmレースのRd.2決勝は、パレードラップ1周、フォーメーションラップ1周でスタートした。スタートドライバーは荒 聖治選手。1コーナーでの混乱も無く、クリアなスタートを決めた荒選手は、ペースが遅い先行のマシンを3周目のダンロップコーナーでパス。Studie BMW M6はレース序盤でポジションを一つ上げ、6番手となった。しかし、その後の第一スティントは、ペースが遅い2台の先行車に前を塞がれる展開に。30周目にルーティンのPIT STOPを行うまで、荒選手はガマンの走りを強いられた。

30周目のPIT作業を終えたStudie BMW M6は、Jorg選手のドライブでコースに復帰。上位陣が前後してルーティンのPITを終えた時には、ポジションを5番手まで上げた。Jorg選手はその後も安定したペースで第2スティントの周回数を消化。62周目には先行マシンのPIT作業でポジションを4番手まで上げた。しかしその直後、今度はStudie BMW M6にタイヤに起因するバイブレーションが発生。チームは予定を10周近く早め、65周目に2度目となるルーティンのPIT INを実施。Jorg選手は後を荒選手に託し、マシンを降りた。

荒選手はコースに戻ると、順調なペースでラップを刻んだが、路面温度が下がり始めると、そのペースもダウン。荒選手は予定より増えた周回数を走りきる為、グリップダウンしたタイヤをマネジメントしながらその後も周回を重ねた。Studie BMW M6は、全ての先行マシンがPIT作業を終えた時点8番手から、ポジションを一つ上げ、7位完走でレースを終えた。

鈴木康昭 チーム代表兼監督

ファーストスティントで荒選手が頑張り、予定どおりJorg選手に繋ぐことが出来ました。タイミングも良かった為、4位までは見えましたが、タイヤトラブルが出てしまった事で、PITのタイミングを予定より10周近く早める事になり、結果的にハードにプッシュが出来ず、7番スタートの7位フィニッシュになりました。4位まで見えていたので悔しさはありますが、4位以上の結果は見えませんでしたので、今後の対策の必要性を感じたレースでした。

Jorg Muller選手

7番手からスタートして7位でフィニッシュ。前回のレースで取れなかったポイントをGETする事が出来、とてもハッピーな週末でした。次のレースを楽しみにしています。

荒 聖治選手

Jorgも言っている様にポイントが取れて良かったです。BOPが少し見直されたお陰で、これまでの様にノーチャンスではなくなり、上位陣に混ざって走れる様になったので、この流れで更に上の方でレースが出来るようにしたいと思います。