【予選】Round 8 :ツインリンクもてぎ

2017 AUTOBACS SUPER GT Rd.8 Motegi GT Grand Final

練習走行

2017年シーズンを締め括るRd.8予選日は、曇天のスタート。最終戦らしく初冬の寒さを感じさせるコンディション下で練習走行が開始された。Studie BMW M6はJorg選手のドライブでコースイン。セッション前半は、ツインリンクもてぎにマッチしたセットアップを探す作業に集中した。準備したメニューを消化したチームは、セッション残り30分でJorg選手にコール。PITに戻ったJorg選手は、マシンを荒選手に託し、マシンを降りた。荒選手はセッション終了までマシンセットアップとタイヤを確認。チェッカーを受け、マシンをPITへと戻した。

公式予選Q1

Q1はタイムスケジュールどおり14時スタート。午前のセッション開始時にサーキット上空を覆っていた雲は姿を消して、快晴の下、Q1のセッションが開始された。ドライバーは荒選手。いつもはタイヤ温存の為、コースオープン後のウェイティングを選択するチームだが、このQ1はタイヤのウォームアップを重視。コースオープンから1分と待たずにStudie BMW M6を送り出した。
荒選手は、アウトラップ後4周に亘ってタイヤを暖め、計測5周目にアタック開始。まずはその時点7番手の1’47.729を、続く6周目は48秒台を記録した。Q2進出確実と読んだチームは、タイヤ温存の為にアタック終了を決定。マシンをPITに呼び戻し、このセッションを8番手ポジションで終えた。

公式予選Q2

Q2もオンタイムでスタート。ドライバーはJorg選手が担当した。
Jorg選手もタイヤウォームアップを重視して、コースオープンと同時にコースイン。アウトラップから3周タイヤを暖め、計測4周目にアタック開始。1’47.838を記録し、11番手ポジションでQ2を終えた。

 

鈴木康昭 チーム代表兼監督

11位という結果より、上位4台とのタイム差の大きさが気になる予選でした。明日のレースに関しては、かなりの冒険をしないと勝負にならないと感じましたので、決勝に向けしっかり作戦を考える必要があると思います。

Jorg Muller選手

全てのチームの中で一番ハッピーなドライバーではなかったというのが、正直なところです。というのも、ここはストップ&ゴーサーキットで速いコーナーがありません。我々のM6GT3は高速コーナーが特に得意なので、マシンにあったサーキットではありませんね。とは言え、硬めのタイヤを使って予選を走り、良い順位に着ける事が出来ました。その点では、明日の決勝に向けて満足しています。

荒聖治選手

今回はQ1を担当しました。正直、Q1突破ができるか心配しましたが、バランス良くタイヤを暖め、ベストなアタックでQ2につなげる事が出来て満足しています。マシンのバランスを含め、良い位置にいる事を確認出来ましたので、明日の決勝を楽しみにしています。