Fanatec GT World Challenge Asia & Powered by AWS [Report]

FUJI INTERNATIONAL SPEEDWAY
2022/7/23-24

 鈴鹿サーキットの開幕戦レース2は表彰台を獲得。この余勢を駆りRd.2では更に上の結果を狙うPLUS with BMW Team Studieは、FUJI SPEED WAYに集った。 

Rd.2の公式スケジュールスタートは金曜日。ウェットコンディションの午前中に1時間、ドライコンディションの午後に1.5時間の公式プラクティスセッションが実施された。このプラクティスでは、PIRELLIタイヤでのセットアップを確認。合わせてこのタイヤとM4GT3のコンビネーションに対するブレーキのマッチング確認等、用意されたメニューを順調に消化して初日を終えた。 

公式予選1,2とレース1が実施される土曜日は朝から快晴。ドライコンディション下で予選開始の時刻を迎えた。 

[予選] 

Race1のグリッドを決定する予選Q1は、大会規定により山口選手が担当。1:41.740で6番手。 

Race2のグリッドを決定する予選Q2は、荒選手が担当し1:40.550で5番手タイムでこの予選を終えた。 

[Race1] 

快晴のなかでのレーススタート。予選Q1を担当した5号車山口選手が6番手グリッドについた。 

クリーンなスタートで、ポジションキープしたままストレートを通過すると、Lap2では全体ベストタイムで順調に走行。 

Lap4で他車両と接触し12番手へポジションダウン。このクラッシュで左サイドステップ、ディフューザーが脱落。更にLap9ドライブスルーペナルティが裁定されLap10に実施し17番手にポジションダウン。PIT WINDOW OPENぎりぎりのLAP18にPITへ入り、荒選手へドライバー交代しコースへ送り出すが、マシンの振動が酷くLAP19にPITへ戻りこのレースをリタイアした。 

[Race2] 

Race1の損傷を修復し迎えたRace2。5号車PLUS BMW M4は荒選手が乗り込み予選結果により5番手グリッドについた。 

オープニングラップで6番手にポジションを下げるがLap4で5番手にポジションを戻した。Lap12で前を走る車両のペナルティ消化で4番手にポジションアップすると、3番手車両に迫る。3番手争いの中で前を走る車両との接触があったがどちらの車両も継続して走行を続け、Lap18でルーティンのピットストップを行なった。山口選手にドライバー交代し、3番手を維持して車両をコースへ送り出した。Lap21で前を走る車両をオーバーテイクし2番手へポジションアップ。順調に走行を続けていたが、ピットストップタイムが0.2秒足りずストップ&ゴーペナルティが提示される。チームはLap26でピットレーンに呼び込んだが、PIT前でのストップをせずに通過したため、翌Lap27で再度ピットレーンへ入った。PIT前で1秒停止しペナルティを消化。15番手でコースに戻りプッシュを続けるが、そのままチェッカーを受けた。