【予選】Round 7 :ブリーラム ユナイテッド インターナショナル サーキット

2017 AUTOBACS SUPER GT Round7 Chang SUPER GT RACE

Rd.7の初日はウェットコンディションのスタート。朝一番にサーキットを襲ったスコールの影響で、コース上いたるところに川がある状況で、練習走行が開始された。

練習走行

このサーキットの初日最初のセッションは、例年コースコンディションがダスティ。セッション序盤は、マシン・タイヤとも評価に適した状況では無いため、チームはレースに向けてブレーキ焼き入れ等から走行を開始した。マシンのコンディションチェックとレースの下準備を終えた荒選手はPIT IN。続いてJorg選手がマシンに乗り込み、マシンとタイヤの評価を開始した。Jorg選手は順調にMenuを消化。途中赤旗を挟み、300クラスTOPの1’33.037を計測して、荒選手にマシンを託した。セッション終盤、コースへ戻ったStudie BMW M6にとトラブルが発生。駆動系に不具合が生じ、チームはセッション終了を待たずにマシンをPITへ戻した。

公式予選Q1

午前のセッションに発生したマシントラブルは、Q1スタート時には解消。マシンにはJorg選手が乗り、セッションスタートを待った。練習走行後に再び降った雨で路面コンディションは再びウェット。チームはオンタイムでStudie BMW M6をコースへ送り出した。Jorg選手は計測1周目からアタックを開始。3周続けてプッシュするも、タイム更新は難しいと判断したチームは、残り時間5分少々の時点でマシンをPITに呼び戻し、タイヤ交換を行った。コンパウンド違いのNewタイヤを装着したJorg選手は、コース復帰後の計測1周目に5番手タイムの1‘40.454を、2周目に1’40.711 を記録。Q1セッション中のホワイトラインカットの裁定を受け、5番手タイムは抹消されたが、10番手ポジションでQ1を突破した。

公式予選Q2

Q2も ウェットコンディションでのスタート。500クラスのQ1で改善した路面状況に、Studie BMW M6はドライタイヤでコースインしたが、セッションスタート直前に再び雨。スリックはアタックに不適と判断した荒選手は、アウトラップからそのままPITに戻り、ウェットタイヤでコースに戻った。荒選手は残り時間6分でアタック開始。その時点の6番手タイム1‘40.754を記録するが、計測2周目はタイム更新ならず、タイヤのグリップが落ちて来たために、その後はアタックを行わず、11番手でQ2を終えた。

鈴木康昭 チーム代表兼監督

午前中の練習走行は非常に調子が良かったので、ドライの予選を望みましたが、雨のセッションになってしまいました。結果は11位。オードバックスさんが3番手でしたので、ちょっと残念に感じてます。しかし、明日は天候も含めて荒れたレースになる事が予想されますので最後まで諦めず、表彰台を狙って行きたいと思います。

Jorg Muller選手

最も大事なマシンのフィーリングが良く、気持ち良いくらいに速かったです。予選のドライタイヤチョイスはちょっとギャンブルでしたね。マシンは速いので明日はプッシュして良いレースをしたいと思います。

荒聖治選手

路面コンディションが良くなる事を期待して、スリックでQ2をスタートしましたがムリでした。すぐにウェットに履き替えアタックしましたが、タイヤ的にはアタック1周が限度。その範囲ではそこそこの結果を出せたと思いますが、最後にコンディションが最も上向いた時に、もう一度アタックできれば・・という思いもあります。とても難しいコンデションで少し悔しさの残る予選でした。