【予選】Round 3 : KYUSHU

2017 AUTOBACS SUPER GT Round 3  KYUSHU 300KM

公式練習

気温18.5℃/路面温度28.6℃

Rd.3の初日は快晴のスタート。2年ぶりのオートポリスは、荒選手のドライブでスタートした。このサーキット、レースウィーク最初のセッションは、常に路面がダスティ。荒選手は、コースの感触を確かめつつ、まずは各コーナーで無線をチェック。一旦メカニックのチェックを受け、本格的な走行を開始した。今回のラウンドも、チームは決勝に向けたメニューを重視。準備してきたマシンセットアップの選定と、タイヤのロングランチェックを中心に周回を重ねた。その後、Jorg選手が担当したセッション終盤もタイヤの選定に注力。チームは予定のMenuを消化して、この練習走行を終えた。

練習走行に続くサーキットサファリも、荒選手のドライブでスタート。チームはセッション序盤にレースシミュレーションのドライバー交代を実施。マシンはJorg選手のドライブでコースへ戻った。Jorg選手はその後、順調にMenuを消化。このセッションも順調に終了するかに思われたが、残り3分でアクシデント発生。ターン8で喫したコースオフによって、マシンの冷却系が破損。Jorg選手はマシンをPITに戻し、このセッションを終えた。

公式予選Q1

Rd.3のQ1は荒選手が担当。サーキットサファリ中のコースオフで負ったダメージも、セッションスタートのタイミングには修復が完了。タイヤ温存を狙って、PIT内にステイした状況でQ1が始まった。セッション開始から4分経過。メカニックがマシンを押し出そうとしたその時、1台のマシンがコースオフ。Q1は残り10分50秒からの再開となった。Studie BMW M6は、セッション再開のタイミングでコースイン。荒選手は、アウトラップ後の2周をタイヤのウォームアップにあて、続く計測4周目にアタックを開始。1周目に1‘44.924を記録して、Q1を3番手のタイムで終えた。

公式予選Q2

Q2は、Jrog選手が担当。Q1同様、セッションスタートと同時にコースインはせず、約2分間のウェイティングの後、チームはマシンを送り出した。Jorg選手は、この予選で初めてNewタイヤを装着。感触を確認しつつタイヤを温め、計測3周目からアタックを開始。1’45.515秒を記録し、9番手タイムでQ2を終えた。

 

鈴木康昭 チーム代表兼監督

今日の立役者はメカニックでした。思った以上に大きかった、サファリ中のコースアウトによるダメージを、予選にギリギリに間に合わせてくれた彼らに、非常に感謝をしています。荒のQ1もとても素晴らしいアタックでした。Jorgも予選で初めてNewタイヤを履き、不慣れなオートポリスでシングルポジションを獲得。非常に良い流れを感じ、明日の決勝が楽しみです。前回のオートポリスは12番手スタートから表彰台。今回は9番スタートですので、それ以上の結果をとりたいと思います。

Jorg Muller 選手

セイジは、マジックの様にとても輝かしい結果を出してくれました。私も同じ様にドライブしようと思いましたが、午前中に走れたのは15分。タイヤも予選で初めてNewを装着したために、少し難しい予選になってしまいました。しかし、私はとてもハッピーです。明日はプッシュします!!

荒聖治 選手

M6 GT3にマシンが換わって、最も気持ちの良い予選でした。性能調整では、再びブーストを削られてしまいましたが、乗り方も工夫しましたし、セッティングの方向性も掴めて来ました。Jorg選手も、だいぶ苦しい条件の中でシングルを出してくれたので、明日の決勝が楽しみです。