FANATEC GT WORLD CHALLENGE ASIA Powered by AWS OKAYAMA [REPORT]

SUGO 2022/09/24-25

前戦富士から約1ヶ月。PLUS with BMW Team Studieは、最終戦の舞台となる岡山国際サーキットに集った。台風の影響もあり秋らしい気温で迎えたレースウィーク。天候も心配されたが、公式プラクティスからは天候も回復した。

Rd.9.10公式スケジュールスタートは金曜日。1時間の走行時間の後、夕方に1.5時間の公式プラクティスセッションが予定された。予選決勝へ向けたセッティングの確認を行ないながら計測した1:29.102はこのセッションでのトップタイム。後半を担当した山口選手も順調に周回を重ねた。公式プラクティスセッションでも予選、決勝へ向けたタイヤのマッチング等の用意されたメニューを順調に消化して初日を終えた。

[予選]

Race1のグリッドを決定する予選Q1は、大会規定により山口選手が担当。しっかりタイヤを温めアタックしたLap5は1:23.004で4番手。更にタイムを短縮しながらアタックを続けたが赤旗によりセッション中断。セッション再開後も走行を重ねたがLap5の1:23.004を上回ることはできず予選Q1を6番手で終えた。Race2のグリッドを決定する予選Q2は、荒選手が担当しLap4で1:20.597のその時点トップタイムを計測。タイムも出ていたことからセッション時間を残し車両をPITへ戻した。その後ライバル車両にタイム更新があり、2番手で予選Q2を終えた。

公式予選1,2とRace1が実施される土曜日は秋晴れに恵まれ、前日よりかなり高い気温での走行になった。

[予選]

Race1のグリッドを決定する予選Q1は、大会規定により山口選手が担当。コースオープンに合わせてPLUS BMW M4を送り出した。アウトラップの後、そのままピットレーンへ戻すと予選用のタイヤへ交換。タイヤを温めながら徐々にタイムアップし、アタックに入った時に最終コーナーでライバル車両がストップ。赤旗が提示されたため、Lap4の1:30.854の9番手で予選Q1を終えた。走行終了後イエローフラッグのペナルティがありRace1は12番手からスタートする。

Race2のグリッドを決定する予選Q2は、荒選手が担当。入念にタイヤを温めLap5の1:28.544で3番手ポジションを計測。Race2は3番手からスタートする。

[Race1]

予選Q1走行終了後ペナルティにより3グリッドダウン。Race1は12番手グリッドにPLUSBMWM4をつけた。スタートドライバーは山口選手。

しかし、走行開始直後からマシントラブルが発生し、14番手でコントロールラインを通過し翌周マシンをピット前に停車させトラブルシューティング実施すると、トップとは3周近く後方でコースへ復帰。その直後に車両ストップによる*SC導入。リスタート後のLap12で18番手。上位に迫るタイムで走行を続けLap14で17番手にポジションアップ。翌周残り時間24分程で荒選手へステアリングを託すと19番手でコースへ復帰。荒選手も上位と変わらないタイムで周回を重ね次々とポジションアップ。総合14番手でこのレースを終えた。

[Race2]

翌日、最終戦のRace2も秋晴れの下での開催になった。5号車PLUS BMW M4は荒選手が乗り込み予選結果により3番手グリッドについた。

スタート直後にライバル車両がクラッシュし*SC導入。PLUS BMW M4は接触があったもののレースリスタート後も3番手ポジションを維持して走行を続けた。Lap14に上位車両にペナルティがあり2番手にポジションアップ。Lap21でルーティンのピットストップを行い山口選手へドライバー交代を行った。2番手ポジションを維持してコースへ戻ると、後方の車両が後ろに迫る。真後ろに迫る車両を抑えきり2番手でチェッカーを受けた。

※SC(セーフティカー):安全な走行が確保されない場合に提示。追越禁止。