【SUPER GT 決勝レポート】Round1岡山国際サーキット
AUTOBACS SUPER GT 2024SERIES
Round1 OKAYAMA GT 300kmRACE
2024/4/14
2024年シリーズ開幕戦は数年ぶりに予選日から晴天に恵まれ、初夏を思わせる気候の中での開催になった。
SUPER GTは、全日本GT選手権(JGTC)からスタートし30周年を迎える節目の年。サーキットには、開幕を待ち望む多くのファンの姿が朝早くからチーム、ドライバーを出迎えた。
決勝に先立って行われたウォームアップ走行では、荒選手からスタートし、後半Niklas選手に交代し、決勝へ向けたセットアップを確認した。
荒選手走行時の1‘27“643は、GT300クラス3番手タイムを計測した。
[Rd.1 決勝]
2024年シーズンスタートの300kmレースは、前日の予選によりGT300クラス5番手からスタート。Studie BMW M4には荒選手が乗り込み、定刻の13時30分にパレードラップへ向けてグリッドを離れた。
オープニングラップでGT500クラスの車両、GT300クラスの車両にそれぞれ接触があり、SC(セーフティカー)導入。コース上でクラス別に順位を整えてSC先導し周回を重ねる。
7号車Studie BMW M4は、スタート直後に後方まで順位を落としたが、SC導入前までに荒選手が落ち着いて走行し、グリッドと同じ5番手に戻した。
ストップ車両の回収に時間がかかり、再スタートは8周目。荒選手は再スタート後から、前を走る4号車に迫る走行を続け、時には横に並んでプレッシャーをかけていく。3番手の61号車にも接近し、3台で3番手争いをしながら走行。
28周目、4号車が61号車をオーバーテイクするのに続き、7号車Studie BMW M4も61号車の横まで並ぶがオーバーテイクは叶わず、5番手のまま前に出るチャンスを狙う。
32周目に61号車が、38周目に4号車がピットストップ。翌39周目にStudie BMW M4もルーティンのピットストップを行い、Niklas選手へ交代。クラス5番手でコースへ復帰した。
全車ピットストップが完了した50周目は2-52-65号車に続き4番手。Niklas選手は、公式テスト以来2回目の岡山国際サーキットとは思えぬ力強い走行で、前を走る65号車との差を4秒差まで縮めた。
64周目に65号車が52号車をとらえ2番手へ。
Studie BMW M4は、52号車との差を周回毎に縮め、67周目には1秒以内に迫り、70周目についにオーバーテイク。
3番手にポジションアップすると、そのまま安定した力強い走行で3位表彰台を獲得した。