【決勝】Round 4 :SUGO
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 SUGO GT 300KM RACE Rd.4 SUGO
決勝日の天候は、朝まで降っていた雨が上がり、曇り空。 コースもドライ方向へ向かっていたが、スタート直前に再び雨が落ち始め、 決勝はウェット路面でのスタートとなった。
決勝 天候:雨 気温26.3℃/路面温度27.1℃
決勝に先だって行われたウォームアップ走行時の天候は曇り。20 分間の走行で路面は改善し、スリックタイヤでのスタートも可能かと思われたが、グリッド ウォーク中に再び降雨。グリッド上で再びウェットタイヤを装着し、決勝スタートとなった。
小雨の落ちる中、14:30 にフォーメーションラップ開始。荒選手はスムーズな スタート決めた。レース序盤の5 周目、最終コーナーで発生したクラッシュでこ のレース最初のセーフティーカーが導入。10 周目にレースはリスタートしたが、 レース前半はタイヤのパフォーマンスダウンに苦しむ展開が続いた。
リスタート後のレースは、周回数が重なるにつれてコースコンディションが改善。後半スティントでのドライタイヤ装着を選択したチームは、荒選手からレポート を受け、35 周目にルーティンのPIT ストップを実施した。
ドライタイヤを装着したStudie BMW M6 は、Jorg 選手のドライブでコースに復帰。しかし、直後に最終コーナーで発生したクラッシュにより、レースは再びセ ーフティーカー先導での走行となった。この時点でルーティンのPIT ストップを 終え、ドライタイヤを装着しているGT300 クラスのマシンはごくわずか。43 周 目にレースがリスタートすると、前方のマシンが次々にPIT IN し、Studie BMW M6 は大幅にポジションを上げるかと思われた。
しかし、46 周目に発生した最終コーナーでのクラッシュで、3 度目のセーフティ ーカーが導入。これによってアドバンテージを失ったが、リスタート後のJorg 選 手は、素晴らしいレースペースを維持。16 番手から11 番手まで徐々にポジ ションを上げ続けた。このままのポジションでチェッカーを受けると思われた、フ ァイナルラップ直前、Studie BMW M6 にトラブルが発生。左フロントタイヤがバ ーストし、Jorg 選手はタイヤ交換を余儀なくされてしまった。結果、ポジション は16 番手まで後退。Team Studie は16 位完走でRd.4 を終えた。
鈴木康昭 チーム代表兼監督
スタートタイヤ選択、ピットタイミング、ドライタイヤのチョイス、PIT 作業の速さ と、良いところが沢山あったレースでした。ウェットコンディションでの課題が見 つかりましたが、当初からシリーズ8 戦の中で最も苦労が予想されたSUGO 戦で、ドライコンディションでは思った以上の収穫もあり、改善も出来ました。 11 位までポジションを上げて、せめて1 ポイントでも、というところで戦いまし たが、最後にFront タイヤがバーストして結果は16 位。非常に残念なレース でしたが、気持ちを切り替えて、次のFUJI そして鈴鹿で巻き返して行きたいと 思います。
Jorg Muller選手
私にとって、最もタフなレースの一つで、特にチームにとってタクティスが難し かったです。3回のセーフティカー導入もあり、序盤はセイジにとっても非常に 難しいコンディションでしたが、ウエットタイヤは正しい選択でした。 自分に交代してスリックタイヤに替えた後、セーフティーカーが入ったタイミン グがチームにとって不運でした。とは言え、レース・ペース自体はとても良かっ たです。最後のタイヤトラブルでポジションが11位から16位に落ちてしまい ましたが、全体的に車のバランスはよかったので、この結果が残念です。 ありがとう。
荒聖治 選手
このレースはスタートを担当しました。思った以上にペースを上げる事が出来 ない苦しい展開で、もう少し良いペースで走りたかったのが正直なところです。 とは言え、PIT ストップはとても良いタイミングで行えました。ドライタイヤを温 めて走られるところまで引っ張り、Jorg に後を託す事ができましたが、その後 もセーフティーカーが導入されるなど、ついていないレースでした。次戦も全力 で頑張ります。