メーカーテスト
ヨルグ、荒、そろってNo.7 Studie BMW M6を試す
3月10〜11日、BMW Team Studieは鈴鹿サーキットで開催されたメーカーテストに合流。シーズンインを目前に、ヨルグ・ミューラーと荒 聖治の両選手がそろって、No.7 Studie BMW M6のテストを行いました。鈴鹿サーキットは、BMW Team Studieが2014年、2015年と連続して表彰台に上った、非常に相性の良いテクニカルコース。卓越したコーナリング性能が求められるので、BMWの特性が活きるサーキットです。ただしNo.7 Studie BMW M6の鈴鹿初走行ではオーバーステア傾向がみられたため、走行時間のほとんどをサスペンションセッティングに費やし、その解消に努めました。ヨルグ・ミューラー選手はBMWモータースポーツにおいて、M6 GT3の開発ドライバーを務めたこともあり、M6 GT3について熟知しているものの、このNo.7 Studie BMW M6に乗るのは初めて。ヨコハマタイヤや日本のサーキットに、M6 GT3がどのようにマッチングするのか確かめました。また、富士スピードウェイに引き続き、No.7 Studie BMW M6のステアリングを握った荒 聖治選手はM6 GT3の特性を活かし、鈴鹿サーキットにおけるGT300クラスの自己ベストを更新しました。
ヨルグ・ミューラー選手のコメント
「BMW M6 GT3は美しいだけじゃなく、とっても俊敏。パワーもあるし、トルクもシッカリでてるから、とってもいい感じだよ。Z4 GT3も恋しいけど、Z4 GT3は高回転域でエンジンレスポンスが得られる特性だったから、それに比べるとM6はトルクがあってヘアピンカーブなんかも、すごくいい。とってもハッピーだよ」
荒 聖治選手のコメント
「2015年の鈴鹿サーキットの予選。やったぜ1分58秒台に入った!と思って喜んだのですが、今回はそれをM6 GT3で上回りました。実はこれ、ひと昔前のGT500のタイムなんですよ。今年はハイレベルな闘いになりそうです」
Text:ブンタ