Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWS [Report]

Suzuka International Circuit
2022/7/16-17

GTワールドチャレンジ・アジアに2022年に組み込まれた「ジャパンカップ」にシリーズ参戦をするのは、2021年にスーパーGTに参戦しました山口選手と荒選手のコンビ。山口選手のチームPLUSをBMW Team StudieがサポートしBMW M4GT3でシリーズ初タイトルを狙う。

また、ジャパンカップの開幕のこのレースにはBMW Team Studieでブランパンアジア参戦時に活躍した木下選手と砂子選手のコンビが復活。BMW M2 CS Racingでスポットエントリーした。

 

[予選]

午後に行われるRace1のグリッドを決定する予選Q1は、大会規定によりにより5号車BMW M4GT3は山口選手が担当。2;03.681で8番手。3号車M2 CS Racingはクラス1台のみの為、GT4クラスと混走の中、担当する木下選手は2:20.363 4番手タイムで20番グリッドを獲得した。

17日に行われるRace2のグリッドを決定する予選Q2は、5号車BMW M4GT3は荒選手が担当。2:00.275 2番手タイムで通過しフロントローを獲得した。3号車BMW M2 CS Racingは砂子選手が担当。2:17.661で7番手、23番グリッドを獲得した。

[Race1]

予選に引き続き不安定な天候の中でのスタート。予選Q1を担当した5号車山口選手、3号車木下選手がグリッドについた。

オープニングラップからクラッシュ車両発生による*SC導入の激しいレース展開のなか、5号車M4GT3は早目のPITストップを選択。SC解除に併せて荒選手へドライバー交代した。3号車M2 CSRacingも翌周PIT INすると砂子選手に交代した。その後天気の回復につれてウェットタイヤでのタイムが上がらず、我慢の展開になった。

5号車M4GT3は6番手、3号車M2 CSRacingは21番手でチェッカーを受けた。

[Race2]

前日と変わり朝から晴天が広がった日曜日。フロントローからスタートした5号車BMW M4GT3荒選手はオープニングラップで1ポジション交代し3番手でコントロールラインを通過した。

3号車BMW M2  は4周目に車両トラブルが発生。チームの指示で一旦コース脇に停車させたが解消されず、PIT前に停車してチェックを行いコースへ戻るが同様にトラブルは解消されず、再びPIT前に停車すると車両をガレージに入れリタイアした。

*SCが解除され、レースリスタート後もしばらくクリーンなバトルが続くが、その後の残り40分を切る頃の*SC時にはPIT WINDOW OPENに合わせ各チーム次々とPIT INした。タイミングが悪くストレートに入ってしまっていた上位チームは1周周回後にPIT INしたため、下位チームに先行を許してしまう。

5号車 BMW M4 GT3も山口選手に交代しコースへ戻ると、失った順位を取り戻すべくプッシュを続けた。途中再度*SC導入もあり追い上げ切れずに3番手でチェッカーを受けた。

※SC(セーフティカー):安全な走行が確保されない場合に提示。追越禁止。