【予選】第1戦|岡山

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開幕戦でBMW M6が予選3番手を獲得

午前の公式練習は1分27秒712のベストタイムで15番手。予選Q2へ進出できる14台へ滑り込むには微妙なポジションにとどまった。開幕前、岡山の公式テストでミッショントラブルを抱え、テストメニューを消化できなかった影響が出た。

予選Q1。セッティングに満足できない中、ヨルグ・ミューラー選手がレーストラックに出る。計測1周目に1分27秒832を記録。このとき9番手。「タイヤをセーブしよう」と高根裕一郎チーフエンジニアの判断で、早々にピットへ帰還すると、9番手のポジションのままセッション終了。不安視されたQ2進出をヨルグ・ミューラー選手は軽やかに果たしてみせた。

予選Q2。荒 聖治選手がステアリングを握る。公式練習の感触からQ1のポジションより順位を下げないことをまずは目標とする。ところが実際に走らせてみると路面コンディションが午前の公式練習より好転していることに、荒 聖治選手がいち早く気付く。路温も下がっていた。この機を逃すことなく、BMW M6のポテンシャルを存分に引き出す方向へ、荒 聖治選手は大きく舵を切る。アタック1周目に出したラップタイムは1分25秒832。3番手タイム、そのままセッション終了。決勝レースは3番グリッド、2列目スタートが確定した。明日10日、BMW M6のポテンシャルを示すべく、BMW Team Studieは新体制、ニューマシンでのデビュー戦に挑む。

ヨルグ・ミューラー選手
「とってもハッピーだよ、聖治がとってもいい予選結果を残してくれたからね。午前の公式練習ではスプリング3度替えたり、あれこれセッティングいじったりして、ようやくセッティングがまとまった感じだったからね。明日のレースが楽しみだよ!」

荒 聖治選手
「いいタイムアタックができました。タイヤをバランスよく温められたし、ピークのグリップもしっかり出せたし。ノーミスでまとめられました。明日はいいポジションからスタートできるのが嬉しいね。決勝もベストを尽くしますよ!」

鈴木康昭チーム代表兼監督
「岡山はこのチームのデビューイヤーで2位に入った、とても相性の良いサーキットです。今年は新体制になってからのデビューレースですので、当時、僅差で逃した優勝を今度こそ掴みたいと思います。マシンの調子も良いですし、予選3番手と十分に優勝を狙えますからね」

 

Text:ブンタ

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