REPORT:ROUND7 FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE 11/08/2020

AUTOBACS SUPER GT 2020 SERIES Rd.7 FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE

決勝日の朝は雲量が増えたものの、予選日同様に晴天。航空自衛隊松島基地から飛来したF2 の特別展示飛行の後、決勝前のウォームアップ走行が行われた。

セッションの前半を担当した荒選手は、決勝に向けたセットアップの確認を実施。計測4 周を走り終えるとセッション終盤、コースオフ車両が発生してセッション赤旗中断。

PIT ストップシミュレーションを実施し、ウォームアップ走行を終えた。

Rd.7 決勝

スタートドライバーは直近3 戦に倣って山口選手が担当。予選結果に基づきGT300 クラスの24 番グリッドからフォーメーションラップに向かった。

シグナルグリーンでレーススタート。山口選手はクリーンにスタートを決めたが、直後1-2 コーナー間ではらんだところをライバルにつかれ2 つポジションダウン。

しかし、次の周回にはポジションを取り戻し、レース序盤は前のマシンに肉薄しながら周回を重ねて行った。山口選手はその後、一時21 番手までポジションを上げ、20 周目にルーティンのPIT に向かった。

PIT 作業を終えたStudie BMW M6 がコースに戻った直後、コースオフ車両発生でセーフティーカー導入。チームはこの展開に照準を合わせ戦略を組んでいた為、大幅ポジションアップするかと思われた。

しかし、PIT 作業中リーダーにラップダウンされていた為、戦略は不発。後半スティントは、リスタート後に全車がPIT を終えた際のポジション25 番手から追い上げる展開になった。

荒選手はその後、2~3 周に一つのペースでポジション上げ続け、40周目には20 番手まで浮上。終盤の周回を重ねると、ファイナルラップでさらにポジションを2 つ上げ、18 番手でこのレースを終えた。

■鈴木康昭 監督

またもやセーフティに翻弄されたレースになってしまいました。これで今年も残すところ最終戦のフジを残すのみとなりました。有終の美を飾れる様に最終戦頑張って参ります。フジはM6GT3 が最も得意とするサーキットなので、是非ご期待下さい。

■木下隆之 スポーティングディレクター

予選からマシンセットが決まらず、決勝でも苦戦を強いられました。ドライバーは安定してタイムを刻みましたが、絶対的な速さが不足していました。ただ、さらに気温が下がる最終戦に向けて、貴重なデータを残せたのは幸運だったのかもしれません。

■荒聖治 選手

今回は、速さを見せる事ができず、予選・決勝ともに厳しい内容になってしまいました。次戦は最終戦の富士。M6GT3 のパフォーマンスを活かして、今シーズンベストのレースができるように全力で挑みます。応援宜しくお願い致します。

■山口智英 選手

今回もスタートドライバーをさせて頂きました。やはり、タイヤの使い方が一番の課題であると同時に、茂木に関しては個人的に習熟度が浅いコースになる為、チャンスを活かす事ができませんでした。最終戦の富士は、チーム全員で喜べる結果を出せるように頑張ります。