【SUPER GT REPORT】Rd.3-SUZUKA決勝

SUPER GT 2021 ROUND.3 SUZUKA2021/08/22

AUTOBACS SUPER GT 2021 SERIES
ROUND.3 FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300KM RACE 

心配された天候も何とか持ちこたえ決勝日のコンディションはドライ。 ウォームアップ走行は荒選手のドライブでスタートし、中盤に山口選 手へ交代。決勝向けセットアップの確認を行ったが、終盤に GT300 クラスのマシンがクラッシュ。このアクシデントで赤旗が掲示され、セッションは終了した。

[Rd.3 決勝] 

スタートドライバーは荒選手が担当。前日の予選によりStudie PLUS BMW のスタート位置はGT300 クラスの14 番手。ウォームアップ走行時の赤旗の影響で10 分遅れの14 時40 分にフォーメーションラップへ向かった。

レーススタート後、ウォームアップ走行中の違反に対しStudie PLUS BMW へドライブスルーペナルティが提示。荒選手はこれを3 周目に消化し、28 番手でコースへ復帰した。

4 周目、GT500 車両がシケインでクラッシュ。車両回収のため*FCY(フルコースイエロー)が提示されたが、作業が長引くことが予想され、その後*セーフティーカー(SC)先導に変更された。*FCY から*SC に変わった事でピットレーンがオープンされるとチームは荒選手にピットインをコール。ロングスティントを狙ったタイヤ交換を行いコースへ復帰した。

レースはその後 10 周目にリスタート。荒選手は 1 ポジションアップ の 25 番手でコントロールラインを通過すると、その後も上位と同等の 速いペースで周回。順位を着実に上げ続け、29 周目にはクラス 3 番手まで順位を上げた。

が、ここで SC 中の PIT 作業手順違反に対し、Studie PLUS BMW に このレース 2 度目のドライブスルーペナルティが提示。荒選手はドラ イブスルーペナルティを消化し、34 周目にルーティンの PIT へ向かっ た。

PIT 作業を終え、Studie PLUS BMW は山口選手ドライブでコースへ 復帰。 後半スティント担当の山口選手は、荒選手同様に上位陣に全く遜色のないラップタイムの周回を重ね、コース復帰時の 27 番手から 25 番手 までポジションアップ。Studie PLUS BMW は GT300 クラスの 25 番 手でこのレースを終えた。

※FCY(フルコースイエロー):比較的小規模なアクシデントの処理(車両回収等)時に提示。宣言後、全ポストで黄旗が振られると走行速度が 80km/h に規制されるため、必然的に追越しが禁止され、各マシンのギ ャップは保たれる。この間の PIT IN と作業は禁止。

※SC(セーフティカー):FCY では安全なアクシデント処理を行えな い場合に実施。宣言後はセーフティーカーが全車両を先導し、ホームス トレート上でクラス別に隊列を整え直す。このため、同一周回上の各マ シン間ギャップがなくなる。コース上は追い越し禁止。PIT IN と給油・ タイヤ交換などは可能。ドライバー交代は禁止。

■熊谷亮 監督 

今回もタイヤとセットアップ が決まったため、ドライコンデ ィション下でのレース中ペース は光るモノがありました。しか し、2 度のドライブスルーペナ ルティでその速さを活かす事が 出来ず、とても残念な結果に終わってしまいました。 今回の様にどこか歯車が狂っ たレースにならなければ、間違えなく良い結果を残す事が出来る実力はついて来ていると感じています。今一度、チーム全員で気を引き締め直し、次のレースに挑みます。

■荒聖治 選手 

今回の鈴鹿大会でも、もてぎ 大会に続いて M6GT3 が持つ高 いパフォーマンスを発揮して、 予選・決勝ともに速さを見せる 事ができました。この速さを活 かし、今シーズンどこかのレー スで表彰台を狙いたいと思って います。 引き続き、応援よろしくお願い 致します!

■山口智英 選手 

今回は、天気に悩まされると思って始まりましたが、ドライで走る事ができて良かったで す!しかし、予選から決勝まで 自分自身に不満が残る内容でした。決勝でのラップタイムは悪くなく、M6GT3 のフィーリングは、参戦ごとに良くなってきて います。今回の内容を糧に、必ず 次戦以降に繋げていきたいと思います! 引続き応援を宜しくお願い致します!