【SUPER GT REPORT】岡山公式テスト

AUTOBACS SUPER GT 2022 SERIES公式テスト岡山
2022/3/12-13

 2月上旬のシェイクダウンから1ヶ月少々。今シーズンのカラーリングを纏ったStudie BMW M4は、シーズン最初の公式テストが開催される岡山国際サーキットに到着した。 

スケジュールは3月12日(土)と3月13日(日)の2日間。両日共に午前2時間、午後2時間の合計4時間のセッションが設けられた。このテストへは荒選手と近藤選手が参加。BドライバーのAugusto Farfus選手は入国ビザの関係で参加を見送った。 

Session1

晴天下でスタートした公式テストの走り出しは荒選手が担当。いつもどおり無線のチェックを終え周回をはじめたが、序盤は全くペースが上がらない。数周様子を見るも、改善が見られずチームはPIT IN を指示。トラブルシューティングと不具合の修正を受け、コースに復帰した。荒選手は本格的にマシンの評価を開始。セットアップの確認を繰り返し行い、セッション終盤に近藤選手へステアリングを渡した。近藤選手はチェッカーまでドライブを担当し、このセッションを終えた。 

Session2

午前の走行結果を受け、チームはセットアップを大幅に変更。PIT での作業に時間を割き、このセッションは開始1 時間後にコースインした。この変更によりマシンフィーリングは向上。マシン確認後は用意されたメニューを実施し、この日の走行を終えた。 

Session3

2 日目スタート時の天候は曇り。前日のデブリーフィングに基づきセットアップを整えたマシンに荒選手が乗り込み、コースへ向かった。セッション序盤にマシンフィーリングの確認を終えると、その後は用意されたテストメニューに移行。途中、変速に関わるトラブルが発生したが、走行に大きな支障は無く、終盤には近藤選手がステアリングを握り、午前の走行を終えた。 

Session4

前日に続き午前中に発生した新車の初期トラブルは、現場の作業で解消。午後のスケジュールは公式のスタート練習から開始された。2 周のフォーメーションラップを経ての模擬スタートで各車手順を再確認。チームはStudie BMW M4 をいったんPIT へ戻し、近藤選手から荒選手にドライバー変更後、コースへ送り出した。Studie BMW M4 はその後ロングランを中心にタイヤ評価メニューを実施。トラブル無く走りきり2 日間のテストスケジュールを終了した。