【決勝】第3戦|ツインリンクもてぎ
決勝では11個のポジションアップを果たしたものの15位
小春日和。11月にしては過ごしやすい気候の中、No.7 Studie BMW M6は決勝スタートを迎える。ドライバーは荒 聖治選手。26番グリッドから果敢に攻めて、最初のコントロールラインを24番手で通過する。タイに続き、巧みなスタートで魅せる。攻める荒 聖治選手はクレバーなラインで果敢にプッシュ。前を行くNo.5マッハ車検 MC86との競り合いから接触するも、レースアクシデントに怯まずポジションを押し上げる。9周目には20番手。
さらに前を向くものの、先行するマシンに詰まってしまい、思うようにペースを上げられない。硬直状態に陥る時間帯を惜しんで、チームはピットインを選択。17周目。レースの3分の1を経過したところでヨルグ・ミューラー選手にドライバーチェンジ。タイヤは4輪交換とした。
ピットインにより、アウトラップで一旦25番手まで下がるが、20周目には24番手、21周目には23番手、24周目には21番手、29周目には20番手とピットイン前の位置まで復帰。
さらに31周目には19番手、39周目には18番手と、ペースを落とすことなく順位を上げる。タイヤを酷使していることもあり、これ以上を期待するのに合理性を失った45周目。残り5周を残してヨルグ・ミューラー選手がギアを上げた。トップグループと比べても遜色のないペースで猛追。47周目には15番手までポジションを伸ばして、チェッカーフラッグを受けた。
第3戦の決勝レースは15位。常勝を義務付けられたチームとしてはとうてい納得できない結果に終わったものの、No.7 Studie BMW M6のハイパフォーマンスを駆り、明日11月12日2016シーズンRound 8、最終戦に挑む。
ヨルグ・ミューラー選手
公式練習の雨でタイヤをまったく試せなかったのが悔やまれるよ。予選は26番手で決勝は15位。ポジションを11上げたとは言っても、僕らが目指すのはそこじゃなく、優勝でしかないからね。これから明日へ向けてマシンのセットアップとタイヤの確認。15位で終わるなんてことには、もうしたくないからね!
荒 聖治選手
予選で前に行かないとダメですね。スタートの位置で流れが本当に変わってしまうから。明日はヨルグに頑張ってもらって、良いポジションからスタートして、僕ららしいレースをしたい。M6はとってもいい感じに仕上がっていますよ。
鈴木康昭チーム代表兼監督
予選がすべてでした。前戦のタイもそうですが、決勝では順位を11上げています。レース運びは悪くありませんでした。その上、2スティント目に新しいタイヤを試しています。データの蓄積できたので、明日への道筋は付けられました。しかも大きいクラッシュもありましたからね。無事にレースを終えられましたのですから、気持ちを切り替えて最終戦に挑みます。