REPORT:ROUND5 たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE 10/4/2020
AUTOBACS SUPER GT 2020 SERIES Rd.5たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE
決勝日の天候は曇り。決勝前のウォームアップ走行では、荒選手が前日に続き好調なペースを披露。セットアップの確認を終えると、セッションの後半は山口選手が担当。チェッカーまでステアリングを握り、前日同様に良いペースを維持してウォームアップ走行を終えた。
Rd.5 決勝
スタートドライバーは前戦から続けて山口選手が担当。Studie BMW M6 は、フォーメーションラップに向けてGT300 クラスの15番グリッドを後にした。
GT500 クラスに続き、GT300 もコントロールラインを通過してレーススタート。山口選手は迷いのないマシンコントロールで1 コーナーを通過したが、直後にコース上の落下物回収でセーフティーカー導入。セーフティーカーが戻り4 周目にリスタートすると、直後に一つポジションを落としたが、その後は着実に周回を重ねていった。
迎えた14 周目、GT500 クラスからラップダウンされる際、後方のマシンにオーバーテイクを許しポジションダウン。18 周目にルーティンのPIT に向かい、荒選手に後半スティントを託した。
すべてのマシンに先駆け、20 番手でPIT に入ったStudie BMW M6のコース復帰時ポジションは29 番手。ライバル達がルーティンのPIT に向かいはじめ、後半スティント序盤でポジションを元の位置に戻すと、荒選手はオーバーテイクを連発。
周回を重ねるごとに順位を上げ続け、ファイナルラップに近い58 周目のオーバーテイクで9 番手ポジションまで浮上。ロングスティントでグリップを失ったマシンをコントロールし、9 位完走でチェッカーフラッグを受けた。
■鈴木康昭 監督
今季初のシングルでゴールすることが出来ました。当然満足いく結果ではありませんが、上位チームの速さと比較すると順当な順位かなと思います。そして、ルーキーである山口選手の初ドライバーズポイントを獲得出来た事は、彼にとっても大きな一歩であると思います。残り3 戦、まだまだ上見て前見て戦って参ります。引き続き応援宜しくお願い致します。
■木下隆之 スポーティングディレクター
セーフティーカー介入が混乱を招くレースではありませんでした。そんな安定のレースでポイントを獲得できたのは、正しく戦えばそれなりの結果が得られるチームであることを証明していたのかもしれません。マシンはとにかく速かった。特にストレートスピードは圧倒してましたね。BMW M6 GT3 の性能が素晴らしかった。それもこれも、多くのファンの見えない力が背中を押してくれたのだと思っています。ありがとうございました。
■荒聖治 選手
今回は、土曜日のフリー走行から調子が良く、今シーズン初めてポイントを獲得する事ができました。M6GT3 のパフォーマンスの高さを改めて実感したレースでした。次戦の鈴鹿大会も宜しくお願い致します。
■山口智英 選手
今回もスタートドライバーを担当させて頂きました。前回の苦い経験も頭の中にありましたが、絶対ミスしない事に気をつけました。とりあえずスタートスティントを無事に終わらせる事ができたので、自分自身の課題を一つクリアできたと思います。今回は初ポイントとなりましたが、これに満足せず次からもっと上を目指したいと思います!