REPORT:FreePractice (FUJI) Session1&2

AUTOBACS SUPER GT 2020 SERIES
公式テスト FUJI SPEED WAY Session1&2

緊急事態解除宣言後初めての公式テストが6月27日・28日の2日間、開催された。SUPER GT 2020シリーズの再始動は、無観客開催の上、チームスタッフも大幅削減。主催者、全エントラント一丸で感染拡大防止を徹底しFUJI SPEED WAYに集った。

 

SESSI0N 1

初日セッション1のコンディションは曇天。Studie BMW M6には荒選手が乗り込み、セッションがスタートした。前半はセットアップと新しいタイヤの確認をメインに周回を重ね、一時GT300クラスのTOPタイムを記録。順調にメニューを消化していたが、中盤には電気系のマイナートラブルも発生。幸い、時間内にトラブルシュートが完了し、最終盤に山口選手がマシンを確認してセッションを終えた。

SESSION 2

午後は日曜日の天候を勘案し、30分前倒しでスタート。翌日に予定されていた全車共通のスピードリミッター確認を経て、セッション2がスタートした。セッション序盤は山口選手が担当。マシン確認を終えて、荒選手がタイヤ評価に向かった。午前のマイナートラブルは解消されてStudie BMW M6はこのセッションも順調。予定どおりタイヤ評価を消化し、300クラスの専有時間を山口選手がドライブし、このセッションを終えた。

 

 

 木下 隆之 スポーティングディレクター

 今季はじめての公式テストは、確認せねばならぬ要件に満ち溢れている。まずはM6GT3の戦闘力の確認、ドライバーの習熟度、あるいはチームメンバーのコミュニケーション等、理解しあわなければならないことが山積みである。まるで霧の中をもがくようにしてスタートした2020年初のテストは、だがしかし、想像を超える収穫を得た。マシンには十分な戦闘力を備えていること。ドライバーも速く、安定して走れること。ピットが笑顔に溢れていたのがその証拠だ。このチームを勝たせる。スポーティングディレクターとして、早くも野望に燃えている。

聖治選手

 今日は、開幕戦に向けてのタイヤ選びをメインに走行しました。タイヤテストに加え、予選・決勝それぞれを走る車両のセッティングも試す事ができました。明日も引き続き、開幕戦に向けて準備を進めていきます。

山口 智英選手

久しぶりに乗ったM6 GT3は速かったです!午前中は肩慣らし、午後はクルマの感触を確かめながら少しずつ詰めていくイメージで、自分としては満足できるテストとなりました。課題としては、不安を感じている訳ではありませんが、ロングでの精神面、体力面を頑張れるようにしていきたいと思います!