REPORT：ROUND4 FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE 9/13/2020

AUTOBACS SUPER GT 2020 SERIES Rd.4 FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE

予選日は、目まぐるしく天気が変わったツインリンクもてぎだったが、決勝日の朝は晴れ。雲量が徐々に増え、厚い雲がサーキットを覆うコンディション下で決勝前のウォームアップ走行の時間を迎えた。

スタートは荒選手。マシンの確認を終えると、前日走行時間を取る事が出来なかった山口選手にバトンを渡した。山口選手はチェッカーまでSutdie BMW M6をドライブ。決勝に向けツインリンクもてぎの習熟度を上げ、このセッションを終えた。

Rd.4 決勝

1周のフォーメーションラップからシグナルグリーンでレーススタート。スタートドライバーの山口選手は、クリーンにスタートを決めたが1周目にひとつポジションダウン。続く2周目には、前のマシンと接触するもマシンにダメージは無く、素晴らしいレースペースで序盤の周回を重ねて行った。

迎えた7周目、2周目のアクシデントに対し、Studie BMW M6にドライブスルーペナルティが科された。山口選手は即座にそのペナルティを消化。29番手ポジションでコースに復帰した。翌9周目、2台が絡んだ接触とコースオフでセーフティーカーが導入され、山口選手は隊列に追いつくべくドライブしていたが、ブレーキングポイントで前の車両に追突。Studie BMW M6は自走が出来ず、このレースをリタイヤした。

■ 鈴木康昭 監督

 昨日今日と全く流れに乗れず悪い流れに飲み込まれた様な今回のもてぎ戦でした。2015年の岡山戦で荒が一周も走れずリタイヤしたレースを思い出しました。あれ以来のバッドレースでした。ご迷惑をお掛けした他チームの皆様におきましては、この場を借りて（勿論直接謝罪はさせて頂きましたが）お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。そして、熱い応援を下さったファンの皆様、そしてスポンサー、サプライヤー各社様にも情けないレースをお見せしてしまった事心よりお詫び申し上げます。気持ち切り替え次戦のフジに挑んで参ります。

■ 木下隆之 スポーティングディレクター

 レースの難しさと厳しさを学んだような気がします。天候不順な予選をなんとか乗り切ったものの、決勝はレーシングアクシデントでリタイヤ。スーパーGTという荒波を乗り切るのは簡単ではないようです。でもこれは失敗ではない。成功しない方法を学んだだけ。そう考えることにします。

■ 荒聖治 選手

今回のレースは、天候・コンディションの変化が多く、なかなか良い流れに乗れない悔しいレースとなってしまいました。次回の富士大会から今シーズンも後半戦となります。良いレースができるように全力で挑みたいと思います。引き続き、応援宜しくお願い致します！

■ 山口智英 選手

 今回は、今までの流れを変えたい！とチーム全員で攻めの戦略でしたが、練習走行から良い感触がありませんでした。そういう中でスタートを任せて頂きました。スタートは、なんとか食らいついていけたのですが、他車をプッシュしてしまった事が最悪の事態を招いてしまいました。次戦こそ流れを変えられるよう頑張りたいと思います！