Round 6 :SUZUKA

BLANCPAIN GT SERIES Asia Rd.6 SUZUKA INTERNATIONAL CIRCUIT 2018

歓喜の初勝利に沸いたRd.5に続き、Rd.6も晴れのコンディション。前日のレースで見えた若干の修正点に手を加え、チームは連続表彰台を期して決勝に挑んだ。

Rd.6決勝

前日の予選結果は砂子選手の81号車がトップ、Max選手の82号車が5番手。ポールポジションとクラス5番グリッドの好位置からのスタートになった。

10:50フォーメーションラップ開始。隊列を率いたセーフティーカー(SC)がPITロードに向かうと、シグナルオールグリーンでレースがスタート。砂子選手はライバルを押さえ、トップでコントロールラインを通過。2番手・3番手のAMGと三つ巴のバトルがスタートしたが、直後にコースオフ車両が発生し、セーフティーカー(SC)が導入された。

レースは3周目に再開。前半は砂子選手・Max選手ともにライバルの猛追を押さえ込み、ポジションをキープしながらレースをコントロールする展開になった。規定のPITタイミングが迫っていた9周目、シケインでクラッシュが発生。2台の事故車両回収のため、再びセーフティーカー(SC)が導入された。

チームはPIT INが可能になるPITウィンドウがオープンすると即座に砂子選手へコール。81号車はライバルのAMGと同タイミングでPITへ戻ると、ドライバー交代と前戦の決勝1位に与えられる15秒のタイムハンデを消化。同じく10秒のタイムハンデを与えられていたAMGの後ろでコースへ戻った。

Max選手の82号車は11周目にPIT IN。同じく前日の決勝結果に対して与えられた5秒のタイムハンデを消化すると、浦田選手のドライブでPITを後にした。がしかし、この時SCがホームストレートに差し掛かかりPITレーン出口は封鎖中。82号車はこれによってポジションを落とし最後尾でコースへ復帰した。

12周目にセーフティーカーがPITロードへ向かい、レースは再開。2番手ポジションでコースに復帰していた81号車だったが、SC中の混乱した他車のPIT INに翻弄され、全車が規定のPIT INを終えた時には、そのポジションを6番手まで落としてしまった。木下選手と浦田選手は、その後SC中にギャップが開いてしまった前のマシンを猛追。

18周目から20周目まで再びSCが導入されるも、4番手・5番手マシンを射程内に収め、残り2分で1台をオーバーテイク。ファイナルラップにももう一台をオーバーテイクして、木下選手は4位、浦田選手は7位でこのレースを終えた。

鈴木康昭 チーム代表兼監督

81号車が4位、82号車は7位。なかなか厳しい結果になってしまいました。今日は1時間のレース時間の中、3度もセーフティーカーが入りました。走ってはSC、走ってはSCのコンディションでタイムハンデ分の15秒を取り戻す事が難しいレースでした。鈴鹿に来られた方も、LIVE配信で応援頂いた方も、今日のレースしか見られてない方には、大変申し訳ないレースだったと思います。皆さんと感動を分かち合える様、次戦のFUJIに気持ちを切り替えて臨みます。引き続き応援よろしくお願い致します。

81号車 木下隆之選手

鈴鹿で昨日初優勝。気持ち良く臨んだレースでした。砂子選手が良い走りをしてTOPでPITに戻りましたが、ライバルとの5秒のハンデでポジションダウン。また、セーフティーカーに対してうまく立ち回れず、更にポジションを落としてしまいました。最後は前を行くケイマンを2台オーバーテイクして速さを見せる事が出来たと思いますが、結果的にはBOPを含めたAMGの強さを感じさせられたレースでした。我々は勢いに乗ると怖いチームです。次のフジも絶対勝ちます。今回も有難うございました。

81号車 砂子塾長

ポールポジションからスタートのレースで、激しい前半のバトルを制し、なんとかTOPでバトンを渡すことが出来ました。そこまでは順調でしたが、SC中のPITのタイミング等でも運が悪く、4位Finishの残念なレースになってしまいました。次回のFUJIでも頑張りますので、是非応援して下さい。

82号車 浦田健選手

チームスタディとってはあまりツキのない1日でした。2回目のSC導入中のPITストップのタイミングが悪く、1度は周回遅れにまでなりましたが、3度目のSC導入で前に追いつきました。最後は木下選手と前のケイマン2台ともバトルが出来て、走りとしては非常に満足の出来るレースだったと思います。次戦のFUJIはPITのタイムハンデがありませんので、1-2 Finish出来る様に頑張りたいと思います。

82号車 Max Chen選手

チームスタディのファンの皆さん、応援ありがとうございます。レース2では、セーフティーカー導入の時にピットインを行いましたが、不運にもピットインのタイミングが悪く、ピットの出口で遅れをとってしまいました。その後走り出した時には、残念ながら、すでに追いつく事ができませんでした。しかしながら、私たちのマシンは早く、ハンドリングも良いので、次の富士戦では良い結果が出せると思います。ぜひ、富士に私たちの応援に来てください!