Round 8:FUJI

BLANCPAIN GT SERIES Asia Rd.8 FUJI SPEED WAY 2018

金曜日と土曜日午前のフリー走行、土曜日予選。全てのセッションでTOPタイムを記録し、決勝では2位のマシンに大幅なギャップを築いて圧勝。確実な速さとFUJI SPEED WAYとM4GT4とのマッチングの良さを確信したチームは、初の連勝を心に誓い、日曜日の決勝に臨んだ。

Rd.8決勝

決勝に先立ち、Jorg選手DriveでM6GT3がRacing Taxiを実施。隊列の最後尾に着けたM6GT3がコースから退去すると13:05にフォーメーションラップ開始。木下選手の81号車がGT4クラスのポールポジション。2番グリッドからはMax選手の82号車がスタートした。セーフティーカーがPITロードへ向かい、レーススタート。

昨日の様な混乱も無く、81・82号車は1-2体制で1コーナーをクリア。後方グリッドからライバル666号車がポジション3まで迫るが、2番手Max選手もうまくライバルを押さえ込み、レース序盤は盤石な体制で推移した。迎えた3周目。最終コーナーで4番手マシンが82 号車の後部にHIT。マシンは姿勢を崩しスピンアウト。7番手まで大きくポジションを落としてしまった。

木下選手のペースは堅調。82号車に変わって2番手ポジションについた666号車を寄せ付けない完璧な走りで周回数を重ねると、規定のPIT INへ向かう。15秒のサクセスペナルティを消化した81号車は、砂子選手のドライブでコースへ戻った。
スピンによって7番手までをポジションを落とした82号車は、ポジションを1つ戻して6番手でPIT IN。浦田選手ドライブの5番手ポジションでコースへ戻ると、周回を重ねる毎に前車とのギャップを詰める攻めの展開となった。

後方への大きなギャップを持ってマシンを引き継いだ砂子選手は、その後も一貫したペースを維持。1周あたり2~3秒ずつギャップを拡大する、完璧なレース展開で周回数を重ね続けた。

一方、82号車の浦田選手はその後も前車を2~3秒上回るペースでレースを進める。のこり4周時点で3番手マシンを捉えるとオーバーテイク。砂子選手の81号車共々チェッカーまでノントラブルで走りきり、1-3Finishを飾った。

 

鈴木康昭 チーム代表兼監督

81号車はRd.7、Rd.8ともポールトゥウィン。完璧な勝利でした。昨日残念なレースに終わった82号車は、今日も残念ながら序盤にクルマを当てられて、2番手から最後尾まで後退。しかし、そこから怒濤の追い上げで 見事3位Finish。チーム2度目のダブルポディウムを達成することが出来ました。10年以上レースに参加していますが、今週末は10年に1度あるかないかのレベルで、全てがうまく噛み合っていました。レース参戦は99%が大変。残りの1%だけが喜びだと思いますが、今日はその1%を10年分使ってしまったくらい、良いレースでした。次戦からはいよいよ中国Rd.。マレーシアやタイはスーパーGTで経験がありましたが、上海そして寧波は初めての地です。様々情報収集をして、シリーズチャンピオンを確実に手に入れたいと思います。引き続き、応援よろしくお願い致します。

81号車 木下隆之選手

昨日の優勝の勢いで今日を迎えました。実は、昨日のレースは15秒のサクセスハンディキャップを貰っていましたし、最大のライバルチームは自滅してしまったレースでした。逆に今日は我々が15秒のサクセスハンディキャップを提供しなければならないレースでしたので、真価が問われるのは今日だと思っていました。気温も高くマシンに対してのコンディションも厳しい。緊張して集中してレースに挑みましたが、マシンはトラブル無く快調。レースペースも良い。作戦も良い。そして優勝。今回の勝利は本当に自信になりました。今シーズンのシリーズチャンピオンに向けて、キチンとポイントが計算出来る様になりました。これからも応援して下さい。よろしくおねがいします。

81号車 砂子選手

連勝しました。クルマの状態を含めて全てが完璧でした。文句の付けどころはどこにも無いレースでした。他のチームのトラブル等もあり、結果としては我々にとってイージーなレースになりました。シリーズチャンピオンを狙えるところまで来ていますので、残り4戦全て勝つつもりでチーム一丸となって戦って行きたいと思います。有難うございます。

82号車 浦田健選手

昨日はアンラッキーな1日でしたが、今日は3位を獲得しました。スタートはMax選手。見事なスタートで1-2体制を維持していたところ、後ろから押されてスピンアウト。一瞬ダメかと思いましたが、Max選手が集中力を切らさず走りきってくれたお陰で自分も大変勇気づけられました。スピンした影響か、ひどいバイブレーションも発生していましたが、前のクルマを捉えることが出来て、ダブルポディウムを実現出来ました。たらればで言えば、1-2も見えていたと思いますが、本当に良いレースだったと思います。次の上海では1位を狙えるようにMax選手と頑張って行きます。引き続き、応援よろしくお願い致します。

82号車 Max Chen選手

みなさんこんにちは。今日はダブルポディウムを獲得できて、とてもハッピーです。序盤でAMGにぶつけられてしまいスピンしてしまいましたが、幸運にも車は無事で、プッシュし続けることができました。わたしがピットインする時には6位か7位で浦田さんに交代する事が出来ました。その後、浦田さんが何台も追いつき追い越すことができ、3位でフィニッシュする事が出来きました。誰もがなし得る事が出来にないタブルポディアムを達成したことは、素晴らしいことです。次回の上海戦では、さらに良い結果を残したいと思います。皆様の応援、ありがとうございます。